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「Apple expo 2000」基調講演レポート |
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| 執筆:山本雅之 | ||||
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パレ・デ・コングレはとてもオシャレ AppleのCEO(最高経営責任者)であるSteve Jobs氏の基調講演は、パレ・デ・コングレの中にあるホールで行われる。講演は現時時間9月13日10時から始まった。パレ・デ・コングレは、ホールだけの施設ではないので、講演が始まるまでプレスや観客が建物の外に並ばされるということはない。 日本や米国(San Francisco、New York)では、Jobs氏の基調講演に前日の夜や当日の朝早くから観客が列をなしていた。が、ここパリでは、ホール前が混雑しているものの前日の夜から並んでいた観客はいなかったようだ。レジストレーション(登録)システムがうまくいっているせいだろうか。 パレ・デ・コングレの中を散歩してみる。オシャレな店やホテルが入っていて、高級な感じだ。流れる音楽はフレンチ・ポップス。聞いたことがあるな、と思って耳を澄ますと、Patricia Kaas(パトリシア・カース)(http://www.sonymusic.fr/kaas/参照)の「D'ALLEMAGNE(ダルマーニュ)」(http://www.sirius.com/~alee/k/kaas.htm参照)。1988年の曲だ。たしかデビューアルバムの3曲目に収められていて、アルバム発売時は、まだドイツが統一されていなかったけ、と、基調講演取材を前に少し緊張がほぐれた。 実は、お手洗いをさがしていたのだが、地下にあるという。入り口におばあさんがいて、「2フラン(約34円)だよ!」と金歯を見せながら話してくれる。スカーフがとても合うおばあさんで、縁起をかついで10フランを入れる。さあ、出陣だ! 観客がスタンディング! 会場に入ると大きな「Think different.」のポスターが、壇の両脇にあるのが目立つ。会場はさまざまなコンサートにも使われるようで、基調講演会場としては広い部類に入るだろう。この広い会場すべてが観客で埋まっている。 Jobs氏が登場した。観客の歓声がすごい。何度もスタンディング・ウェーブする人もいた。基調講演は、まず「Think different.」のCMで始まった。前半の基調講演はNew YorkやSeyboldなど、他のエキスポの基調講演で行われたものとほぼ同じ。Webで公開されていた2年前の「Apple expo 1998」の基調講演は、MACWORLD Expo/NewYorkの基調講演と、最初から最後まで同じだったことを思うと、ちょっと不安がよぎる。 しかし、今回のApple expoは異なっていた。まず、Power Mac G4とPower Mac G4 CubeのグラフィックカードのBTO(Build To Order)オプションに加ATI Technologies社の「RADEON」が採用されたことが発表された。現在のPower Mac G4やG4 Cubeにも、オプションでApple Sotreから購入して装着できるようになっている。 新iBook登場! そして新しいiBookの登場だ。Jobs氏は、今までのiBookに対して要求されていたものは、FireWireと「iMovie 2」と説明した上で、新しい色を採用したと、Indigoカラーを紹介した。すると、ひな壇の右から、IndigoカラーのiBookがせり上がってきた。 ベーシックモデルのiBookには、FireWireポートが搭載され、デスクトップムービーソフトの「iMovie 2」がバンドルされた。ボディの色もIndigo(インディゴ)とKey Lime(キーライム)の2色になった。IndigoのiBookは、CPUが366MHz、標準搭載メモリが64MB、10GBのハードディスク容量で、Rage Mobility 128が採用され、24倍速のCD-ROMドライブが付いている。価格は1,499USドルで、フランスでは1万3,490フランだ。日本では、基調講演後に行われた発表によると17万8,000円の予定。なお、Key LimeはAppleSotreのみの販売である。 一方、iBook Special Editionも新しくなった。FireWireポートとDVD-ROMドライブが搭載された。もちろん、「iMovie2」もバンドルされている。色はGraphite(グラファイト)と、Key Limeの2色。同じく、Key LimeはAppleSotreのみの販売である。Graphiteのスペックは、CPUが466MHz、標準搭載メモリが64MB、10GBのハードディスク容量、Rage Mobility 128が採用されている。価格は1,799USドルで、フランスでは1万5,990フランだ。日本では、19万8,000円で発売される予定だ。 「Mac OS X Public Beta」は英・仏・独語のみ先行「発売」 基調講演はその後ソフトウェアの紹介に移り、「Microsoft Office for Mac」と「Mac OS X Public Beta」などがデモンストレーションされた。Mac OS X Public Betaはいろいろなフェアやエクスポで紹介されたものとあまり変わりがないようだった。今回のMac OS X Public Betaは英・仏・独語のみ提供される。提供価格は29.95ドルで、Apple Storeで購入することができる。
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