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Macworld Conference & Expo/NewYork 2001基調講演レポート |
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| 執筆:小林正明 | ||||
〜 Mac OS Xのメジャーアップデートから新Power Mac G4まで 〜いつもの出で立ちに、高まる期待感 7月18日午前9時(日本時間22時)、いよいよ「Macworld Conference & Expo/New York 2001」が米Apple社CEOのSteve Jobs氏の基調講演で始まりました。 基調講演は、エキスポ会場であるニューヨークの「Jacob K. Javits ConventionCenter」内のホールで行われました。ちなみに取材班が会場入りしたのは午前6時半。7時頃にはすでに2,000人以上のMacユーザーが、基調講演に参加するため列をなしていました。すごい熱気で、こちらの気分も俄然高まります。 予定時刻どおり、Steve Jobs氏がいつもの黒のロングスリーブTシャツにジーンズという出で立ちで登場、観客は待ちに待った拍手で出迎えます。(なお、この模様は世界中にQuickTimeを使用したライブストリーミング配信が行われましたので、ご覧になった方も多いと思います) Apple直営店が年末までに25店舗 Apple社直営店の話題から始まったJobs氏の基調講演。この8月にはダラス、ボストン、ミネアポリス、シカゴで新店舗がオープンし、今年末までには25店舗が全米でオープンする予定とのことで、小売りストアのコンセプトや特徴、利点については、Jobs氏自らが出演するビデオツアーの放映で解説されました。また、すでにオープンしているカリフォルニアのオープニングの様子もビデオで放映されました。 続いてJobs氏は、Mac OS Xの話題に移ります。Jobs氏は、この新OSが登場してから116日が経ち、Mac OS Xネイティブのアプリケーションはすでに1,000以上が発売され、これからも引き続きMac OS X対応ソフトが登場するであろう、と述べました。理由としては、5月に開催されたWWDCで行ったアンケート結果を引き合いに出し、29%のデベロッパーが3カ月以内に、55%が6カ月以内にMac OS X対応製品を発表することを挙げました。 "10 on X" では現在、Mac OS X上で動作するネイティブアプリケーションにはどんなものがあり、どれほど魅力的なソフトとして仕上がっているのでしょう。それを披露するために、Jobs氏は「10 on X」という紹介方法で、10人のデベロッパーを順番にステージへ招きました。紹介されたのは、米Microsoft社「Microsoft Office for Mac OS X」米Adobe Systems社「Adobe Illustrator for Mac OS X」「Adobe InDesign for Mac OSX」、米Quark社「QuarkXPress(新バージョン)」、米FileMaker社「FileMaker Pro 5.5 for Mac OS X」、米Connectix社「Virtual PC for Mac OS X」、米IBM社「Via Voice for Mac OS X」、米WorldBook社「WorldBook for Mac OS X」、米Blizzard社「Warcraft III: Reign of Chaos」、米Aspyr Media社「Tony Hawk's Pro Skater 2」、米Alias│wavefront社「Maya」の計10社の製品です。 最初に登場したのは、Microsoft社MBU(Macintosh Business Unit)のジェネラルマネージャであるKevin Browne氏です。短時間でしたが、Browne氏は、Mac OS Xで動作する「Microsoft Office for Mac OS X」のデモンストレーションを行いました。Mac OS Xで「Word」と「Excel」がスムーズに動き、マルチタスキングに対応した同ソフトの性質を話しました。続きは明日の「フィーチャープレゼンテーション」でじっくりアピールすることでしょう。 次に紹介されたのは、Adobe Systems社のShantanu Narayen氏です。彼は自社が進める「ネットワークパブリッシング」の説明をした上で、Mac OS X版の「Adobe Illustrator」をデモンストレーションに用いました。Mac OS版に比べて2倍も高速で、またWeb用にドキュメントを「スライス」させることができるようになっていることが大きな特長のようです。 パブリッシングといえばここを忘れてはいけません。おそらく、基調講演のゲストには初めての登場かと思いますが、Quark社のBrett Mueller氏がステージに上がりました。そして、Mac OS Xに対応した「QuarkXpress」が初めて紹介され、観客から大きな拍手が湧いていました。 さて次は、Cocoaに対応した「FileMaker Pro」の紹介が、FileMaker社Dominique Gouppil氏によって行われました。出荷時期は、今月末予定とのことです。また、Gouppil氏は、Filemaker社はすべての製品をMac OS X対応にすることを発表していました。 Mac OS X v10.1の登場! Mac OS X v10.0が登場してから、0.01刻みで4度立て続けにアップデートが行われていたMac OS X。Jobs氏は、今回の基調講演で「Mac OS X 10.1」を披露しました。Jobs氏が「初のメジャーアップデート」として位置づけているだけあって、10.1を一口で言えば、これまでにないスピーディさをMac OS Xは備えたと言えるでしょう。 メニューの動作やウインドウリサイズの高速化に加え、アプリケーションの起動やファイルオープンが1秒ほどで起動するようになりました。また、5つのアプリケーションを1度に動作させるデモも見せました。 Mac OS Xのユーザーインターフェイスである「Aqua」にも改良が施されています。特に、これまでデスクトップの下部に配置されていた「Dock」を左右どちらにも配置できるようになりました。また、Mac OSで採用されていたコントロールバーに備わっていた機能のいくつかがメニューバーに配置されることになりました。Mac OS X v10.1は、9月にリリースされる予定です。 ニューバージョンのiMac最上位機は700MHz いよいよ待ちに待ったMac本体の話題に移りました。まずJobs氏は現行Macのプロダクツマトリクス4つを改めて振り返り、5月1日に発売が開始されたiBookはすでに18万2,000台もの出荷がされたことを発表しました。そしてPowerBook G4に対する新聞雑誌メディアの評価を披露した後、クロック周波数500MHz、600MHz、700MHzの3機種のiMacが発表されました。今回新たに加わったのはPowerPC G3 700MHzを搭載したiMacの登場です。 顔つきが変わった新Power Mac G4 「Power to Burn」。最後のマトリクス、Power Mac G4の話題です。Jobs氏は「Power Mac G4はセカンドジェネレーションに入った」と前置きし、デュアルプロセッサを含む3モデルを発表しました。そして、「これらのモデルはすべてかつてないほどの高速なMacである」とも述べました。発表されたのは、クロック周波数が733MHz、867MHz、そして、800MHz(デュアルプロセッサ)のPowerPC G4を搭載した3つのモデルです。ドライブには、733MHzのモデルが、CD-RWドライブ、上位2機種はCD-RW/DVD-R両対応の「SuperDrive」を搭載しています。価格は、それぞれ1,699ドル、2,499ドル、3,499ドルとなっています。 そして新Power Mac G4がどれほど速いのか、毎度お決まりではありますが、Pentium搭載マシンとのスピード比較テストが行われました。比較されたマシンはPower Mac G4 867MHzと1.7GHz Pentium 4搭載マシンです。Apple社ワールドワイドプロダクトマーケティング担当副社長のPhil Schiller氏もステージに上がり、メモリ、グラフィックカードなど、ユニットとしてはほぼどちらも同じ環境下で「MediaCleaner 5」を使ったスピード対決です。圧倒的な速さで新G4は処理を終わりました。 This Year Jobs氏は、DVDオーサリングソフト「iDVD 2」の発表も行いました。BGM付きスライドショーのサウンドトラックをはじめ、ずいぶん凝ったテーマ、バックグラウンドエンコーディング、90分までのDVDタイトル作成が主な新機能です。iDVDは9月に登場予定で、Mac OS X v10.1上で動作します。旧バージョンからのアップグレードは無料とのことです。 約2時間にも及んだ基調講演は、「Apple Store」、PowerBook G4、Mac OS X、新iBook、iTunes、iDVD、そして今回の新Power Mac G4。これら新テクノロジーやプロダクツはすべて、2001年に発表されたものばかりなのです」とJobs氏が語り、幕を閉じました。 【『Mac Fan Net』で関連記事を!】
Macworld Conference & Expo/New York 2001:Appleブース フォトレポート |
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