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強度と機能、美しさと環境への配慮を兼ね備えた
大容量外付けHDD〜 LaCie d2 Fast FireWire HDDレビュー

執筆: 納富廉邦

プラスチック&トランスルーセント(スケルトンとも言うか)による周辺機器のデザインから、アルミニウムを使った機能的で美しいボディへと変貌した、LaCie社の大容量外付けハードディスクドライブ。大容量データを扱いながらクリエイティブな作業となるムービー編集にうってつけの1台だ。

ムービー編集に最適のハードディスクとは

ムービー編集は、本格的にやろうと思えば思うほど、多くの素材を扱おうと思えば思うほど、長編作品を作ろうとすればするほど、高画質にしたいと考えれば考えるほど、とにかく、驚くほど多くのハードディスクスペースを消費する。安心して、作業を行おうと思ったら、100GB程度の空き容量は欲しいところだ(それでも足りないことだってある)。だからこそ、外付けのムービー編集専用ハードディスクを用意しておきたい。

ムービー編集に必要なハードディスクのスペックとして重要なのは、まず書き込み速度が速いこと(確実なムービーキャプチャには、かなりの速度が必要なのだ)、信頼できること(長時間かけて作るのだから、消えてしまうのは辛すぎる)、そして、最後に、美的に優れていること(作品を作ろうというのに無粋なデザインの機器は使いたくない)。また、ムービー編集に限らず、作品などを作成するためのスペースとしてのハードディスクドライブは、内蔵よりも外付けのほうが望ましい。外付けにしておけば、もし製作環境が変わっても、ドライブを付け替えるだけで済むし、データなどをよそから貰ってくる時も、ハードディスクを直接持っていけば、大容量のファイルの受け渡しも簡単など、いろいろと便利なのだ。

これらの要素を満足させるハードディスクとして、LaCieのd2シリーズがある。まず、容量が250GBと、まあ、これだけあって困るのは映像のプロくらいではないかという大容量だ。撮影した映像を、ガンガン取り込んでも、十分余裕があるから、ハードディスクの残量を気にせず作業できる。例えば、キャプチャに100GB、つまり約8時間分の映像を取り込んでも、作業領域が100GB以上残る計算になる。そして、FireWire接続による最大39MB/秒の高速転送と、5,400回転/分(200GB以下の3モデルは7,200回転/分)の記録速度。これなら、キャプチャ時にコマ落ちすることもないし、高画質の映像の再生もスムーズ。

機能とデザインが有機的に結合した傑作

さらに、アルミニウムを利用した機能美と高級感溢れるボディデザイン(01)が魅力的。このデザインは、見た目だけでなく、本体にアルミニウムを使うことで、軽量ながら高い強度を持ち、95%が再利用可能というリサイクル性の高さも獲得。衝撃吸収性も高いため、振動やノイズを吸収してデータ記録に与える影響を最小限にしてくれるし、高い熱伝導率のため冷却が速く冷却ファンが必要ないので静音声にも優れている。このようにd2はハードディスクとしてのさまざまなメリットを合わせ持ったものなのだ。冷却が速く、振動に強いということは、安定した書き込みが可能で、長時間の動作にも耐えるということ。これは、常にハードディスクを回し続けるムービー編集作業に最適のスペックだ。

また、FireWire端子を2つ持っている(02)ため、デイジーチェーン接続が可能。容量が足らなければ、いくらでも簡単にハードディスクを増設できる。元々、信頼性の高いLaCieのハードディスクだし、ムービー編集にこれほど向いたハードディスクも少ないのではないだろうか。

★チェックポイント
ムービー作成は、ハードディスクをかなり酷使する。そのため、できるだけ信頼性が高い外付けのFireWire接続タイプを使いたい。そのニーズにぴったりのハードディスクとして、心からオススメできる名作だ。

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アルミニウム素材を高精度で加工したスタイリッシュで機能的なボディは、設置場所を選ばない。縦置き、横置き、積み重ね、ラックマウントも可能
 
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2つのFireWire端子によってデイジーチェーン接続(複数のFireWire機器を数珠繋ぎで接続すること)が可能。積み重ねて増設する場合にも便利な仕様だ


コマ落ち
 
転送速度
通常、DVカメラで撮影した映像は秒間30コマの画像で構成されている。この30コマの途中何コマかが、ディスクへの書き込み速度などの問題で抜け落ちることを「コマ落ち」と言う。コマ落ちした映像は、その部分の動きがギクシャクしてしまう。
 
1秒に、どの程度の量のデータを送受信できるかを転送速度と言う。FireWireで接続したd2の場合、秒間最大39MBのデータを転送する。ムービーのデータが秒間約5〜6MBなので、余裕をもって映像を扱えるというわけだ。

ラシージャパン(株)
http://www.lacie.co.jp/


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