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アメリカで大人気の「Visor」がついに日本上陸 |
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| 執筆:遠藤哲生 | ||||||||
「Visor Deluxe」スペシャルレビュー米国内では昨年10月から出荷が始まり、一時はWebサイトがパンクするほどの人気となったPalm OS搭載のハンドヘルドコンピュータ「Visor」。最近では米国内での店頭販売も開始され、日本市場への参入も始まった。現在、日本で販売されているVisorの正式名称は「Visor Deluxe」。米国内では廉価版の「Visor」も併売されており、価格が179ドルと安いが搭載メモリも2MBしかなく若干貧弱だ。また、米国のみだが「Visor Solo」というVisor本体のみの仕様もある。 色が選べる「Visor Deluxe」 さて、今回紹介するのは当然日本語版のVisor Deluxe(以下Visorとする)だ。まずは、その特徴から紹介しよう。今回入手したのはグリーンのVisorで、他には「グラファイト」「ブルー」「オレンジ」「アイス」の合計5色がラインアップされている。グラファイトはiMacやiBookのそれとは違い、黒と言ったほうが正しいかもしれない。基本的には、5色のパーツが本体上部カバーになっていて、下部はグラファイト以外すべてアイス(トランスルーセント)で統一されている。そのため、iBookやiMacにもとてもよくマッチする。もちろん「WorkPad」や「Palm Vx」などが似合わないというわけではないが、今までのマシンが「ビジネス」っぽさを醸し出していたのと比較すると、一般ユーザーにも親しみの持てるカラーリングとなっているためだ。
ぐるっとVisorを見てみると、PalmシリーズやWorkPadと大きく違う点がある。そう、Visorの背中にはゲームボーイのような拡張スロットがあるのだ。このスロットは「Springboard」と呼ばれており、対応するモジュールを使うことでVisorの可能性を大きく広げることができるのだ。現在、日本で発売予定のモジュールには「バックアップモジュール」や「8MBフラッシュ モジュール」「タイガー・ウッズ PGAツアーゴルフゲーム」がある。今後は、「モデム モジュール」や「MP3プレーヤ モジュール」「アイ モジュール」などの発売も予定されている。中でも、アイ モジュールというデジカメ機能を付加するモジュールは楽しそうだ。なお、対応するモジュールはハンドスプリング(株)のWebサイト(http://www.handspring.co.jp/)で購入することが可能だ(6月30日以降)。 「ん、v.3.1?」 続いて、Visorの中を見てみよう。Visor Deluxeは、パーム コンピューティング社の日本語版Palm OS「v.3.1H」を搭載している。このv.3.1の後に付いている「H」はハンドスプリング社のHを意味する。なぜなら、元となるPalm OSのv.3.1にオリジナルの機能が追加されているからだ。なお、「Palm IIIc」や「Palm Vx」「WorkPad c3」ではPalm OSの「v3.5」が搭載されている。両者には、使えないショートカットがあるなど、若干の差はあるが機能が大きく劣っているわけではない。Visor独自の機能としては世界の時刻を表示することができる「CityTime」、そして「電卓」も機能が拡張されたものが搭載されている。初めて起動した時は、通常のPalm OS版と同じものが起ち上がるが「メニュー」から「オプション」を選び「モードの変更...」を選択すると「基礎電卓」か「関数電卓」を選択することができる。関数電卓は「重さ/温度」「長さ」「面積」などの変換をすることもできるので重宝するだろう。その他の「予定表」「アドレス」「To Do」「メモ帳」についてはv3.1と同じものが搭載されている。
独自の入力方式「Graffiti」の習得はこつこつと Visorには、付属品として専用のUSB接続クレイドル、革製のケース、Mac用のシンクロソフト「PalmDesktop」、そして単4乾電池が付属する。そのため、Visorを買ってきたらすぐに使い始めることができる。予定表やメモ帳、アドレス帳を使いこなすには「Graffiti」というPalm OS独自の入力方式(英語の筆記体の書き順に似ている)を覚える必要がある。もちろん、ソフトキーボードもあるのでGraffitiを使わなくとも利用できる。しかし、Graffitiのアルファベット入力に比べると鬱陶しさがあるのも事実だ。Graffitiを覚えるのはさほど難しいことはなく、会社や学校の行き帰りの電車の中で練習するのもいいだろう。また、スケジュールの入力など、細かいことは普段使い慣れたMacのキーボードで入力しておき、「HotSync」機能でVisorとMacのデータを同期しておけばいいだろう。いきなりすべてをVisorで行わず、Macからこつこつと始めれば挫折することもない。なお、MacとVisorのデータを同期させるHotSync機能はUSB接続のためあっというまに終わってしまう。 悩ましい選択 Palm OSを搭載したPDAを買う時はいろいろと悩むかもしれない。なお、Visorは標準でMacに対応しているということも重要なポイントの1つだ。Palm IIIcやVxも同じようにMac用接続ソフトが同梱されているので、本家のPalmシリーズか、安価で色の選ぶことができるVisorを選択するかということになる。また、Visorでは今後増えることが予想されるSpringboardのこともありユーザーの悩みの種はつきないだろう。Palm OS搭載機を初めて買うユーザーやPDA自体を初めて買うユーザーには間違いなくオススメのマシンと言える。カラーがどうしても欲しい場合はPalm IIIcを選択する他ないが、モノクロで十分というのであればなおさらだ。ハンドスプリング社の日本市場への参入によりますます盛り上がってきたPalm OS市場。さらにはソニー製のPalm OS搭載機の開発も進められている。まだまだ目を離せそうにないようだ。
「Visor Deluxe」 ハンドスプリング(株) 【『Mac Fan Net』で関連記事を!】 Handspring社創設者に聞く − Ed Colligan氏、Rob Haitani氏へのインタビュー |
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