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宿命の対決! ATI RADEON vs. 3dfx Voodoo5 レビュー(ROUND 1)(MacNN) |
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| 執筆:Trevor Covert | |||||||
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数カ月前からMacユーザーに知れわたっている、加ATI Technologies社の「RADEON Mac Edition AGP」(以下、RADEON)と、多少古くなってしまったものの印象的な、米3dfx Interactive社の「Voodoo5 5500 PCI」(以下、Voodoo5)の2つのハイエンドグラフィックカードの宿命の対決は、Macのゲーマーたちに混乱を招いているようです。両製品とも、発売日がいくらか延期となりましたが、現在、RADEONは非公式ながら若干数が出荷されています。
概要 RADEONのコア部分は、「RADEON graphics processing unit(GPU)」です。これはおそらく、Macには今まで搭載されたことのない、もっともパワフルなグラフィックチップでしょう。AGPカードは、AGPスロットを持ったPower Mac G4にしか搭載することはできませんが、特徴として、32MBの「Double Data Rate(DDR)」により、テクスチャなどのデータをオンボードのメモリへ高速に転送することができます。さらに、ATI Technologies社が独自に設計した「HYPER-Z」によりオンボードへのデータ転送の加速化が実現しています。
RADEONは、Macで初めて「TCL」(Transform:変形、Clipping:部分レンダリング、Lighting:光源)の演算を高速化したグラフィックカードです。 これによりOpenGLを標準としたゲームでは、これらの機能をうまく利用して処理を行うことができ、CPUの負担を減らし、他の処理に割り当てることができます。また、向上したAI(人工知能)により、さらに高品質のサウンド処理や多数の3Dポリゴンデータをグラフィックカードに転送することができます。 RADEONは、標準的なVGAコネクタ、および、デジタルフラットパネル用のDVIコネクタを搭載しています。さらに、Macの画面をミラーリングすることができるS-Video出力ポートも備えているおり、これは、DVDなどを観る場合に最適です。 RADEONは、32ビットの高解像度での3Dパフォーマンスも優れています。最大1,920×1,440ピクセルまでの解像度をサポートし、さらに、テクスチャごとに3ピクセルでの描写転送ルートをもっているので、3つのテクスチャを1回のパスで描き込むことができるのです。また、「QuickDraw」「QuickTime」、そして、Macの標準的な3DグラフィックAPIである「Rave」や「OpenGL」のアクセラレーションやDVDの再生もサポートしています。
アンチエイリアシングは、3Dアクセラレーションの新しい機能ではありません。しかし、「Edge」と呼ばれるアンチエイリアシングは、当初、ソフトウェアで実装されていたため、信じられないほどCPUに負担をかけていました。その結果、ゲームで使用するには実用的ではありません。その他のテクノロジーとして、「oversampling(オーバーサンプリング)」(一旦、高解像度でレンダリングすること)と呼ばれているアンチエイリアシングは、ジャギーを除去する解決方法だと考えられていました。この場合、画像を出力するときよりもさらに高解像度でレンダリングし、その後、半分に縮小されます。したがって、結果的にはきれいな画質を得ることができるでしょう。例えば、800×600ピクセルで「oversampled」アンチエイリアシングされたシーンでは、1,600×1,200でレンダリングする必要があります。当然のことながら、この場合、パフォーマンスに大きな負担をかけてしまいます。 3dfx Interactive社は、リアルタイムに、空間上のアンチエイリアシングを実現する方法として、「Supersampling」を採用しています。「T-Buffer」と呼ばれる手法を用いることで、4〜8のレンダリングをキャプチャして、エフェクトを加えることで画像を若干変化させることができます。このテクノロジーは、機能を最大限に発揮するための特別な開発コードを必要としません。また、3dfx Interactive社独自の3D技術である「GLIDE」専用にプログラミングされたゲームでも、同じように特別なプログラミングは一切必要ありません。これはハードウェアで行う自動的な機能で、ドライバによって、有効/無効にすることが可能になっています。 Voodoo5がサポートしている「FXT1」は、3dfx Interactive社が開発し、オープンソースで公開しているテクスチャ圧縮方式で、他の圧縮方式と同じくカードに負担を与えることなく、さらに細かい大きなテクスチャを提供します。Voodoo5は、2,048×1,536ピクセルまでの解像度を実現している他、「QuickDraw」「QuickTime」「OpenGL」「Rave」「Glide」の幅広い3DグラフィックAPIをサポートしています。 2Dアクセラレーション 多くのグラフィックの専門家が、今でもMacをそのプラットフォームとして選択しているように、多くのMacユーザーにとって、2Dアクセラレーションがどれほど重要であるかがわかります。さらに、一般的なユーザーには、「Microsoft Word」や好みのWebブラウザのような普通のアプリケーションでも、表示やスクロールの高速化という恩恵が受けられます。 グラフィックカードの2Dパフォーマンスを測定するために、従来から用いられていた多くのベンチマークツールは、現在ではかなり時代遅れで、不正確な結果しか示しません。その代わりとして、一般的な2Dアプリケーションを使い、現実に即したテストをすることで、2Dパフォーマンスのベンチマークの基準としました。 最初に、「Adobe Photoshop 5.5」で、約600MBのイメージを水平と垂直にスクロールさせてテストしました。結果は、RadeonがVoodoo5より、約10%良いパフォーマンスを示しました。参考までに、Voodoo5は、Power Macに最初から搭載されている「Rage 128 Pro」に比べても、約10%の優れた性能を示しました。Wordを使った同様のスクロールテストでは、わずかながらVoodoo5が勝利を収めました。このパフォーマンスは、おそらく、表示フォントのレンダリングを助けるVoodoo5のフォントキャッシング機能のためだと思われます。 QuickTimeとMPEGムービーの再生テストでは、最大解像度のフルスクリーンでムービーを再生した場合でさえ、どちらのカードでもコマ落ちは見られませんでした。どちらのカードも驚異的とは言えませんが、ともに2Dにおいて、素晴らしいパフォーマンスを収め、日常的な使い方では、この2枚のカードに大きな違いはないと言えるでしょう。 また、現在のVoodoo5ドライバに、2Dでいくつかの奇妙な点があることに気がつきました。一般的な1,152×870ピクセルという解像度を表示できないのに、1,152×864ピクセルや2,048×1,536ピクセルというような、あまり一般的ではない解像度を表示でるのです。また、高解像度では、高いリフレッシュレートを選択することもできません。3dfx Interactive社は、この問題を認め、解決するために取り組んでいると述べています。 (「ROUND 2」に続く) 加ATI Technologies社 米3dfx Interactive社 (C)2000 MacNN.com 【『Mac Fan Net』で関連記事を!】 3dfx、「Voodoo5 5500 PCI for Macintosh」を発売開始 |
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