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〜番外編〜 Apple Pro Mouseの巻
この夏のアップルの製品ラッシュはすさまじいものがありました。毎週のように発売される新機種、そして毎週のように決行される「バラしてみました」企画。しかし、熱い夏ももうお終い。その最後を飾るのは、やはり新iBook!の予定なのですが‥‥、実はこの夏、僕がG4 Cubeを始めとする一連の新機種を発売日にバラせたのは、ひとえに善良なMac提供者のおかげだったのです(僕は年中貧乏なので、新しいMacを買えないのです)。
ですが、新iBookはあまりにもキュートすぎるのか、まだ提供者が現れません。う〜ん‥‥。しかし、どうやらMac Fan編集部内から近日中に、エジキ、もとい、Mac提供者が現れそうな雰囲気。
ところで、実は僕には、この一連の新機種ラッシュの中でもう1機種、どうしてもバラしたい機種がありました。小粒ながら新機能満載のそいつは、何故ボタンがない!? 何故ボールがない!? そう、疑問だらけの「Apple Pro Mouse」です。
9月も終ろうかというさわやかな秋のお昼休みのことでした。『Mac Fan internet』の林編集長が僕を呼んでいます。
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「どうしよう。醤油‥‥」 「は?」 「Apple Pro Mouseに醤油かけちゃった」 「え! 壊れたんですか?」 「う〜ん。動くけど、醤油のかかったマウスってなんか嫌だから、あげるよ」 「え! バラしていいんですか?」 「え! バラしちゃうの‥‥? ま、いいけど」
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バラバラになった「Apple Pro Mouse」 |
そんなこんなで前置きが長くなりました。
「バラしてみました!『〜番外編〜Apple Pro Mouseの巻』」をお伝えしましょう。
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いきなり結論で申し訳ないですが、バラしたApple Pro Mouse、不覚にも再起不能です。しかも、醤油のせいじゃなくて、僕のせい‥‥。というのも、Apple Pro Mouseは背面の白い枠の外側を、黒っぽい枠で覆ってあるのですが、こいつがしっかりと接着剤で止めてあります。上手に接着剤を剥がせば良かったのですが、せっかちな僕は、バリバリバリバリ、パキッン! やってしまいました。
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バリバリバリ、バッキン。やってしまいました |
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それにしても、Apple Pro Mouseの内部は非常にシンプルです。大きなチップが2枚とUSBへの接続ポート、そしてLED(発光ダイオード)とクリックを認識するスイッチ、それらが全然精密に見えない、まるでNuBus時代のMacを思い起こさせるような太い配線の基板の上に付いています。そして、基板の裏側には、ポインタの位置を認識するための光学センサがあります。
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基盤はいたってシンプル。 真ん中がスイッチの機構 |
とりあえず、じっくり光学センサを見てみました。が、専門知識のまったくない、ただのバラし好き編集者の僕には、こんな難しいもの(?)は、まったくわかりません。
で、基板の表に目を移すと、中央にあるのが、Apple Pro Mouseの怪しい光を出しているLEDです。これはさすがにナイロン製のカバーがかぶせてあります。そして、その前部にあるのが、どうやらマウスボタンのようです。このマウスボタンを、筐体上部の突起で押すことでマウスクリックを実現しているようです。つまり、マウスボタンを排したデザインは、新しい技術というよりは、既存の技術をAppleならではの工夫で実現されたものだったのです。
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基盤の表:LEDがあるのがわかるだろうか? |
基盤の裏:LEDにカバーがついている。 |
もう1点、実に工夫されているのが、クリックのテンションを調節する機構です。どんなすごい最新テクノロジーが搭載されているのかと思いきや、要はテコの原理。Apple Pro Mouseの背面は透明なパーツとその中に黒いパーツの2重構造になっていますが、この2重になったパーツの間にすき間を作り、テンション調節用のボタンをテコの支点にすることで、クリックの強さを調整できるわけです。結構、アナログ。
でも、コロンブスの卵とまでは言いませんが、よくAppleの技術者はこんな機構を思い付いたものだなと、改めて感心してしまいました。
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オムロンのスイッチがある。これが透明の パーツの突起で押される |
上部に突起部分があるのがわかるだろうか? クリックすると、これがスイッチを押す |
さて、2カ月越しの夢もかない、残すはiBookのみ。読者の皆さん、iBookのバラシが見たいという方は、
「Yちゃん。iBook、バラしていいでしょ? お願〜い!」
というメールを『Mac Fan Letter』(mfletter@pc.mycom.co.jp)宛にお送りください。願いがかなうかもしれません。